カウンセリング 技法 種類と内容

心の問題を抱える人の数が増え、カウンセリングはより身近になりました。それに伴いカウンセラーの求人も増えています。学校に専門医が訪れて児童・生徒さんを相手に、あるいは産業医などによる社内カウンセリングや、地域のコミュニティセンターで来談者を問わず相談できるなど、誰でも気軽にカウンセリングを受けられます。

カウンセリングの技法は大きくわけて3つあります。

ひとつは繰り返し。エコーとも呼ばれます。カウンセラーの質問に対するクライアント(患者さん)の言葉を、カウンセラーが同じ表現で繰り返すことを指します。一見ただのオウム返しだと思われがちですが、幼い子供さんと親御さんによくあるやりとりを例にとるとよく分かります。

「○○を買って」とお子さんが駄々をこねた場合、「だめ」と言うよりも、「○○ね。また今度ね」と言うと、お子さんは比較的素直に聞き入れます。相手は自分の言葉を聞いている、と安心できるためです。

2つめは受容。傾聴技法や、共感技法とも呼ばれています。あなたの気持ちが良く分かりますとカウンセラーが理解を示すことで、クライアントの警戒感をとき、閉ざしがちになる感情を徐々にオープンにさせる効果があります。

せっかく打ち明けている話を、相手に否定の言葉ばかり返されると、その人に否定されていると感じる心の動きを逆に活用しているともいえます。

そして最後が支持です。クライアントの気持ちがわかると上の受容方法で示し、それに加えて同意を示すことで、より信頼を厚くできるのです。カウンセラーがただの聴き手ではなく、話し手である自分の味方であるとクライアントが認識することは、より素直に深い話を引き出す糸口になります。

言うまでもなく、悩みの根幹までをさらけだすことが治癒への近道であるため、支持技法で信頼関係を築くことは欠かせない治療プロセスといえます。

この3つを、カウンセラーは相手の症状や置かれている環境によって、上手く駆使しているのです。